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生活習慣病

生活習慣病

脂質異常症

高脂血症と呼ばれることもありますが、採血で悪玉コレステロール(LDL)高値、善玉コレステロール(HDL)低値、中性脂肪(TG)高値などあれば該当します。

脂質異常症自体は症状がありませんが、放置したままですと動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳卒中など血管の異常による病気が起こりやすくなります。

原因は遺伝性の場合や生活習慣に起因する場合などあります。どのくらいの数値を目標にすれば良いかはその人その人の状態や疾患などによります。生活習慣の改善のみで良い場合や内服加療をした方が良い場合もあります。

脂質異常症と診断された場合、症状がないから良いというわけでなく、動脈硬化性疾患予防のためにもまずはしっかり意識して、定期的に調べたり生活習慣を見直したり場合によっては治療したりすることは大切な事です。

脂質異常症と診断される目安

LDLコレステロール値 140以上

HDLコレステロール値 40未満

中性脂肪 150以上

高血圧

家庭や職場、医療機関などで気軽に血圧を測れるようになってきたため、以前に比べて血圧を意識されている方はだいぶ増えたと感じます。

病院ではいつも血圧が高いけど家では全然高くない、という経験はありませんか?血圧はその時その時1回だけの値で判断するものではありません。常に高い状態、緊張時に異常に高くなる状態(白衣高血圧)、日中に医療機関で測定しても正常だけど家で夜中~朝方だけ高い状態(仮面高血圧)、それぞれに危険性はありますが、その対応法は変わってきます。

高血圧は実に様々な病気の一因となっていることがわかっており、まさに万病の元と言えます。年齢や状態に応じてしっかりとコントロールすることが求められます。ただ、高血圧の原因が動脈硬化(血管が硬くなった状態)によるものなのか、何か他の病気やホルモン異常に続いて起きているのかをまず調べる事が大切です。

高血圧は症状がない場合がほとんどですが、症状がある場合は高血圧によって何かしらの病気が悪化している可能性もあります。血圧が気になる方は是非一度医療機関で相談されることをお勧めします。

高血圧と診断される目安

降圧目標値は状態に応じて様々です。

おおざっぱですが、140/90mmHgを一つの目安にして下さい。

糖尿病

自己免疫などで膵臓が破壊されインスリンというホルモンが絶対的に不足しているⅠ型糖尿病と、長年の生活習慣などでインスリン分泌が不足したりインスリンの効きが悪くなったりするⅡ型糖尿病とがあります。初期には症状がなく健診で初めてわかることも多いですが、よくある初期症状としては、喉が渇きやすい、だるい、尿が泡立つ、理由なく体重が減る、などです。

糖尿病の有名な3大合併症は、糖尿病性神経障害(神経)、糖尿病性網膜症(眼)、糖尿病性腎症(腎)ですが、これ以外にも動脈硬化が進行して血管の病気が起こりやすかったり、認知症になりやすかったり、と様々な問題が起こりやすくなります。現在、糖尿病が原因での足壊疽、失明、透析導入はかなり多くなっています。

糖尿病の治療はこれらの合併症をいかに予防していくかが重要となります。
Ⅱ型糖尿病であれば、やはり基本は食事療法・運動療法です。それで効果不十分の時には内服薬やインスリン治療があります。内服薬やインスリンも様々な種類があり、状態に応じて選ぶ薬も変わってきます。

どんな治療を行うにしても可能な限り低血糖を起こさないようにすることが大切です。そのためには患者様と医師とで定期的な診察を通じて検査で確認したりコミュニケーションをとったりすることがとても大事です。

糖尿病と診断された方へ

適切な食事療法、運動療法はいつも心がけて下さい。

フットケアも大事です。

治療は自己中断しないで下さい。主治医とよく相談しましょう。

高尿酸血症

アルコールをよく飲まれる方、食生活に偏りがある方は要注意です。尿酸値が高いことによる病気として痛風が有名ですが、他に心臓や腎臓などの病気との関連も指摘されております。適切な食事療法を心がけて下さい。場合によって内服治療も検討する必要があります。